子供教室ごあいさつ

こうべっこあーと 2019年にご参加頂いた皆様
ありがとうございました!

【大切にしている事】
表面的な技法や、学校の教科書のように、やる事が決められた事を与えられてやる。
それはこのクラスでは目的としていません。

デッサンや着彩、様々な技法は勉強しますが、
技法からではなく、表現したい事を表現する為にどうすればそれが表現できるか!?
を考えてからその技法を試してもらいます。


習い事のプールでの様子を表現。
背泳ぎで見えてくる旗は、私も印象的に記憶しています

時に上手く描けない理由に、絵とは違った所に問題がある場合があります。
自信が無くて小さな絵しか描けないお友達には、
「人と比較しないで自分を信じる為のお話」を何時間もする事で、
心が変わってのびのび描けるようになった事例もあります。

そんな日は、仕上がった絵がほとんどありません。

だから、レポートを書いています。
絵を描いていなくても、
きちんとそれぞれの生徒さんが、個々の課題に取り組んだ時間を過ごした事を伝える為に。

それと、親御さんと楽しい絵の見方をシェアしたく頑張っています。
(絵心が無くて分からない。では無く一緒に感じましょう)


左脳派の彼の初期の作品は文字や数字が沢山画面に出て来ていましたが、
そのうち描写が得意となり、空間を表現できるように。

ピアノの発表会前に一度レッスンに来て上手く弾きたいとおっしゃるのと同じで、
夏休みだけ来て夏休みの提出ポスターを受賞したいというご要望にもお応えできません。

審査員の心をキャッシするような絵の特徴は
分かっていますが(学校のルールは知りません)それも敢えてはじめからは伝えません。
それを目的にして欲しくないからです。

アートの世界は心の部分がとても大切な仕事となって来ます。
なので、時間をかけて心を大切に育みたいと思っています。

個々に違っていい。
個々の違う良さを大切に育てて行きたい。
学校では人と違うと、もみ消されてしまうかもしれませんが、
この教室では、その部分をのびのび伸ばしてもらいたいと願っています。


観察からの発見も絵を描く為の大きな仕事

引き続き
「アートといったツールを活用して心と絵を育てるクラス」
を目指して2020年も楽しく開催したいと思います。

集中力を持続させる為のリフレッシュも、
新しいお友達との心の交流も絵を楽しく描く為の儀式

2020年はすでに作家としてのスケジュールが立込んでいて、どれほど開催できるか分かりませんが、
また、お友達と一緒に沢山成長できるのを楽しみに頑張って開催したいと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。

絵具を混ぜる時は筆。
線を描く時は、箸や爪楊枝の方が得意とするお友達

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